「SDGs診断士会」というSNS上でつながる中小企業診断士の会があります。毎月の定例会には様々なゲスト講師によるセミナーがあり、毎回大きな刺激をもらっています。

4月22日は19歳の入江遥斗さんが講師でした。お話の内容は主題ではないのでごく簡単にご紹介しますが、「社会課題を自分ごととし行動するために意識改革が重要である」というもの。内容もさることながら、プレゼン力の高さに始まり、知識・造詣の深さ、自ら掲げるテーマとそこに向かう意思の明快さ等々、19歳当時を振り返ってあまりのギャップの大きさに感心するしかない自分がそこにいました。

企業経営者の方は、小中高校の新学習指導要領には「持続可能な社会の創り手(つまりSDGsの担い手)の育成」が明記されていることをご存知だと思います。そうです、これからの子供たちは「必ず」SDGsについて学んで育ってくるのです。

森元首相(前東京五輪組織委員会会長)の失言を持ち出すまでもなく、家父長制や男性優位社会が当たり前であった時代に育った人々、また、その価値観が色濃く残っていた時代を生きてきた旧世代の経営者には、まだピンときていない人が多いかもしれませんが、現実を直視し、自らを変革していかなければなりません。

「生物は進化する」。

Covid-19は変異し感染力を増しました。例えはよくありませんが、これもある意味進化といえるでしょう。そして、Covid-19は変異株に置き換わりつつあります。 日本人におけるデジタルネイティブであるZ世代は、正解中の人やモノとネットワークでつながり、圧倒的な情報力をもちます。そのことで、私たちの世代より何倍も何十倍も知識や情報やその処理能力を備えてきています。
私は、常々「若い人ほど進化していると考えなければならない」といっていますが、そのスピードも格段に増しているのです。

そんな、時代に伝統的な「上司部下」の関係や「先輩後輩」といった概念に基づく育成プログラムが果たして企業の人財育成において妥当といえるでしょうか?ましてや、「俺の若いころはなあ…。」とさび付いた経験で指導する社長や管理職は、滑稽以外の何物でもありません。 「SDGs?そんなもの知らん、○○君、それは儲かるのか!?」みたいなこと言っている社長、置いていかれてますよ! 経験なんて化石みたいなものです。
どうですか、いますぐ、SDGsの勉強から始めませんか?

by:
error: Content is protected !!