一口に「経営支援」といってもいろいろなものがある。

 製造業における商品開発や生産工程における改善もあれば、マーケティング、海外進出支援、売上向上や利益改善の取り組み、DX導入支援に、経営者がすぐに欲しがる(笑)補助金申請サポート等、とにかく企業活動におけるすべてにおいて支援の場面はある。

 当社においては、私の個人的キャリアに基づく不動産に関する相談の他、営業力やサービスの向上を通じた売上と利益の改善を専門領域として掲げている。

 後者においては「売るテクニック」だけなら簡単だ。しかし、私が目指すのは、人財の成長の集合体としての企業の成長である。一人一人の従業員と向き合いながら、様々な改善を地道に重ねていくというハンズオン型の支援である。

 しかし、実際に取り組んでみると「人に関すること」程、複雑で難しい支援はないと痛感する。あたりまえだ、やる気のない人に「やる気をだせ」と言ったところでやる気になる訳がない。やる気がない原因だって「その人自身」のこともあれば、経営者や組織風土に起因することも少なくない。ビッグモーターのようなマネジメントをされたらやる気のある人から辞めていくだろう。

 ハンズオン型支援とは、社員と一緒になって企業の小さな課題を解決しながら、やがて組織の体質や働く環境改善を通じて、収益力の高いビジネスモデルの確立と働く人のウェルビーイング実現するための取り組みだ。

 野球選手が、バットの振り方、投げ方(だけではないが)といった技術を習得していくのだとすれば、「基礎体力づくりに相当する」と言えば分かりやすいだろうか。ん?返って分かりにくい?(笑)

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